全窒素/全リン

1 : 全窒素とは
全窒素とは水中に含まれるアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素の無機性窒素及びタンパク質アミノ酸、ポリペプチド、尿素等有機性窒素の総量をいい、窒素量で表します。全窒素は、動物及び植物に由来しているので、全ての水に含まれている。また、生活排水、工場排水、畜産排水等の混入により増加する。 
2 : 全リンとは
全リンとは、水中に含まれる無機及び有機リン化合物中のリンの総量をいう。水中のリン化合物には、地質由来のものと動植物等の生物由来のものがあるが、その形態は微生物の活動や化学的作用を受けて変化しやすい。化学形には正リン酸、メタリン酸、ピロリン酸等の無機リン酸農薬、リン酸エステル、リン脂質等の有機リン化合物があり、これらが溶存状態又は懸濁状態で存在する。この他に防錆剤としてポリリン酸が添加された水道水には、ポリリン酸、正リン酸イオン等が存在する。 
3 : なぜ、全窒素・全リン濃度を測定するか
近年、工場排水や生活排水等に起因する河川、湖沼、海の富栄養化現象、プランクトンの異常発生などの水質汚染が進行してきたために、環境庁による全リン、全窒素の総量規制が実施され、全窒素、全リンの測定が必要になりました。
4 : 簡易な測定法による測定器の使用は大丈夫か 
水質総量規制制度における窒素含有量及びリン含有量に係る汚泥負荷量の測定方法について新たに簡易な測定法が追加され環境庁より平成16年3月18日より施行されました。この主なる内容として下記の通りです。 
4-1:一日平均排水量が50立方メートル以上400立方メートル未満の指定地域内事業所における排出水の汚染状況の計測に適用 
4-2:指定計測法と同程度の計測結果の得られる方法に限る。 

5 : KRK製 全窒素、全リン測定器は指定計測法と同程度の
TN/TP計 TNP-201は指定計測法との測定値の測定値の相関係数は極めて高く、r=0.97以上になっていますので指定計測法と同程度の性能であります。
6 : 指定計測法とは 
全窒素含有量⇒総和法(JIS K0102)、紫外線吸光光度法(JIS K0102) 
全リン含有量⇒
ペルオキソ2硫酸カリウム分解法(JIS K0102):硝酸・過塩素酸分解法(JIS K0102): 硝酸・硫酸分解法(JIS K0102)
7 : KRK製 TN/TP計 TNP-201の測定方法は
全窒素含有量: 紫外線吸光光度法(JIS K0102)
リン含有量: ペルオキソ2硫酸カリウム分解法(JIS K0102)
8 : TN/TP計 TNP-201の使用試薬は
 全窒素含有量測定: 試薬TN-RA:0.05g、 試薬TN-RB:1mL、 試薬TN-RC:1mL
リン含有量測定: 試薬TP-R1:0.05g、 発色試薬PO4-T-RA:1mL、 発色試薬PO4-T-RB:1袋
※TNP-201の特徴として特に全窒素測定方法に紫外線吸光光度法を採用していますので発色試薬を使用していないのでランニングコストが安くなります。測定時間も30分加熱分解⇒冷却後測定部にセルを移して直ちにそくていできます。 
9 : 試薬、ランプを除いた他の年間概算消耗品は
測定用石英セル:2ヶ以上、全窒素分解用ネジ口試験管(キャップ付):10本以上、全リン分解用ネジ口試験管(キャップ付):10本以上
10 : TN/TP計のメンテナンスについて
TP/TN計 TNP-201は光源に重水素ランプを使用していますのである一定の時間使用すると光源のランプの交換が必要になっていきます。ランプ寿命の目安として連続点灯で約2000時間と言われています。しかしながら本機 TNP-201は実験室においての使用と考えられるのでかなりの長期にわたっての使用が可能です。一般の分光光度計と同様な考え方でご使用下さい。寿命表示が出た場合はランプ交換が必要ですので弊社、又は販売店代理店までお問い合わせ下さい。
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