残留塩素/有効塩素

1.残留塩素とは? 
残留塩素とは、塩素処理の結果、水中に残留している有効塩素をいいます。 
次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンなどの遊離型有効塩素を遊離残留塩素、モノクロラミン、ジクロラミンなどの結合型有効塩素を結合残留塩素といいます。結合型残留塩素の殺菌力は遊離残留塩素に比較すると弱い。結合残留塩素は全残留塩素と遊離残留塩素の差から求められます。 
1-1.残留塩素の測定方法 
A:DPD法(DP-3F、DP-1Z) 
残留塩素がDPD試薬と反応すると桃~桃赤色に呈色します。この色調変化を標準比色列と肉眼での比色測定を行うか又は光学的な吸光光度計で測定します。DPD法ではアルミニウムイオン 4mg/L、銅イオン2mg/L、鉄イオン 3mg/L、亜硝酸性窒素 1mg/Lまでは妨害を受けないとされています。DPD試薬は、SDSの国連の定義上有害危険物には該当しません。遊離残留塩素は発色操作後、1分以内に測定してください。全残留塩素測定の場合は発色後、2分程度経過してから測定してください。
B:オルトトリジン法(OT-1Z) 
残留塩素がpH1.3以下でオルトトリジンを酸化して、淡黄色~黄褐色に呈色します。この色調変化を標準比色列と肉眼での比色測定を行うか又は光学的な吸光光度計で測定します。オルトトリジンは、SDSの国連の定義上有害危険物には該当しませんが、動物実験では発がん性があるとされています。なお、オルトトリジン法は、水道水質測定項目の検査方法で平成14年4月1日より削除されました。
C:電流(滴定)法 
残留塩素がヨウ化カリウムと反応すると、ヨウ化カリウムは酸化してヨウ素を遊離します。この遊離したヨウ素を還元剤で滴定します。残留塩素が含まれた検水中に電流滴定器の電極部を浸すと、遊離したヨウ素などの酸化性物質が含まれている場合には直流電流が流れます。この検水に還元剤を入れていくと、徐々に電流値の降下が見られなくなった点がこの滴定の終点であり、この滴定に要した還元剤の量から残留塩素の濃度を計算することができます。
2.有効塩素とは 
2.有効塩素とは 
残留塩素と有効塩素は同義語で、ここでは高濃度全残留塩素を低濃度残留塩素と区別するために有効塩素と称します。高濃度残留塩素水は次亜塩素酸ナトリウムの希釈等で使用される例が多い。 
2-1.有効塩素の測定方法 
A:ヨウ素滴定法 
有効塩素を含む検水を弱酸性にしてヨウ化カリウムを加え、ヨウ素を遊離させます。そのヨウ素をデンプンを指示薬として、還元剤であるチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し、その滴定量より、検水中の有効塩素濃度を求める測定法で滴定器、試薬4種類、フラスコ等の器具が必要で、測定には熟練を要します。 
B:コンパレーター型比色測定法(Cl2-1Z-H、RC-7Z) 
有効塩素を含む検水に粉末パック試薬を加えると有効塩素に比例した色調を呈します。この色調の変化をコンパレーター型目視比色計で測定します。 
C:デジタル比色測定法(RC-3F) 
有効塩素を含む検水に粉末パック試薬を加えると有効塩素に比例した色調を呈します。この色調の変化を吸光光度法比色計で測定し、デジタル表示させます。 
D:電気化学的測定法(サイクリックボルタンメトリー法) 
連続測定用に最も適した測定方法で0~300mg/L迄安定して測定することができる各種残留塩素計を用意しています。(関連製品:RC-100A、RC-301Z) 海水用の残留塩素モニター(RC-100L)、浄化槽放流水用の全残留塩素モニター(RC-100Z)、等々用意しております。 

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